脱二酸化炭素のもたらすもの
菅総理がさらりと言っている「脱二酸化炭素」という話、工業的な技術は今でも実用化に近づいています。
蓄電池にするのか、本格的に水素発電に行くかはこれから先でしょう。
蓄電池だと今の方式だと長距離には向きませんね。
200Km程だったのが500Kmになっても、充電時間の関係で長距離には適していませんし、トラックには塚qいづらいでしょう。
大型車は「水素自動車」に進むでしょう。
車の部品も内燃基幹部分やトランスミッションなどは無くなるでしょうから、部品屋さんが消えることになるでしょう。
この構造変換をどう乗り切るかが大変です。
生産部分での構造変換もありますが、身の回りでも「自動車修理工場」が今のままでは生きて付けません。
随分前に自動車屋さんの息子さんが仕事を継がせた方が良いのかどうか相談受けた時・・・
「先では電気自動車や水素自動車になり今の修理技術とは違うものになるし。電気自動車は板金やタイヤを除いてプラモデル的な代物になりかねない。この辺で若手が何人入りかで飯が食えるかどうか決まりそうだよ」と答えたことがあります。
大きなモーターを回すか、4軸独立で回すかでデフ・ミッションは全く変わりますね。
水素自動車となると燃料の安全装置など町工場には適さなくなりそうです。
さらに、今は、小さな充電装置が道の駅などにありますが、5年後くらいに内燃機関の販売を止め始めると、5年10年で街中でガソリン車・ジーゼル車が少なくなります。
今、熊野市でガソリンスタンドが10軒ほどあると思いますが、車が減ると飯が食えません。
明治・大正・昭和と汽車が走り自動車が走って、飛脚・荷馬車・籠かき・川渡しなどの仕事が消えて行きました。
「脱炭酸ガス」は良いことですし。進めるべきですが、街中の変化にも目を配って欲しいですね。
日本は「ハイブリッド」に力を入れて生き延びようとしてきましたが、随分前からカリフォルニアなどでは、「ハイブリッドは低公害車では無い」と排除の対象でしたからね、
慶應義塾大学で水素電池自動車の実験が成功し、時速370Km/hなんて新聞記事も出たことありましたが、すぐに金にならない研究はメーカーさんは不熱心なのでしょうね。
色んな面で技術の偏りが根だつ日本ですが、真面目にやらないと器用さだけでは太刀打ち出来なくなるかも知れませんよ。
結構器用で特許なんか無視する中国が本格的に生産に乗り出していますからね。
ドイツもジーゼルから水素・電池にシフトするでしょう。
アメリカもテスラなどが前に進んでいるし・・・
三菱や出光興産が反対するからって脱化石燃料は止められないでしょう。
ガラパゴス車が走り回るようでは生き残れませんが、日本中の中小企業の車屋とガソリンスタンドを転換させないと・・・
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